当クリニックの内視鏡検査の特徴

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内視鏡検査のご案内

内視鏡検査内視鏡は胃や腸などの消化管粘膜を直接観察できるため、病気の早期発見、早期治療にたいへん有用な医療機器です。
胃がんや大腸がんは早期に発見し治療を施せば、ほぼ完治する病気になってきました。内視鏡検査は苦しい・つらいという認識が広まっていますが、医療機器の進歩と医師の技術向上で、患者さんの苦痛も相当軽減されています。定期的な内視鏡検査で病気の早期発見、早期治療を目指しましょう。

当クリニックではレーザー光源を登載した最新の内視鏡(レザリオ7000)、ハイビジョンモニターなどによって、患者さんの負担が少なく、精度の高い内視鏡検査を行っています。

ハイビジョン液晶モニターと拡大観察

ハイビジョンテレビの精細さは誰もが認めるところだと思いますが、内視鏡でもハイビジョン化が進んでいます。画像が鮮明になることでこれまで発見が難しかった微妙な患部の変化も容易に認識できるようになりました。

また、画像が鮮明になったことで、患部を拡大観察することも容易になってきました。拡大観察により、微小病変の検出や、腫瘍の範囲や深達度の診断も可能になってきました。
画像の精度は診断の精度につながり、早期発見、治療に役立っています。

画像の右側に各種情報をまとめて表示画像の右側に各種情報をまとめて表示

画像強調観察:「BLI(Blue Laser Imaging)」や「LCI(Linked Color Imaging)」

ハイビジョン化とともに、観察するための技術も発達しています。その一つが画像強調観察:「BLI(Blue Laser Imaging)」や「LCI(Linked Color Imaging)」です。光の波長を制御することで粘膜表層の毛細血管から深部の血管までを強調して映し出すことができます。
がんは血管からの栄養補給が必要で、がんができている粘膜近くには血管が集まりやすくなります。毛細血管の状態を鮮明に見られることで、がんの徴候をいち早く発見できます。

画像強調観察画像強調観察

【LCI画像】

LCI画像

【BLI画像】

BLI画像

患者さんの負担を減らす内視鏡検査を目指しています

胃カメラ内視鏡検査が苦しい・つらいといわれる最大の理由は、スコープを飲み込む際の「オエッ」とえづく嘔吐反射です。スコープ自体も細くなっているのに加え、のどの麻酔や鎮痛剤、鎮静剤を上手に使うことで、嘔吐反射を軽微に抑えることもできるようになってきました。また、熟練した手技を持つ医師が操作することで苦痛はさらに低減します。
また、鼻を経由して挿入する経鼻内視鏡は直径が非常に小さく、患者さんの負担もとても小さくなっています。

胃カメラ

経鼻内視鏡

経鼻内視鏡鼻からスコープを入れることで嘔吐反射を起こす舌の奥に触れないため、苦しさを軽減できます。
一般的な経口内視鏡のスコープが直径9mm程度あるのに対して経鼻内視鏡は6mm以下と細く、鼻腔を通しやすいものになっています。ただ、それでも鼻腔が狭い場合にはスコープを通せない場合があります。
経口での内視鏡検査に拒否感がある場合は、定期的に経鼻内視鏡検査を受けることで経口内視鏡と同じように早期の診断を可能にすることができます。

鎮静下内視鏡

内視鏡検査を安心してご利用いただくために、鎮静剤を使用することもできます。
鎮静剤は苦痛を軽減すると同時に緊張を和らげる効果があります。ただし、検査終了後にも意識がぼーっとすることがありますので、1時間ほどの休憩が必要です。また、検査の日には車の運転を控えていただく必要があります。

大腸カメラ

硬度調整機能を搭載したスコープ

大腸カメラ大腸カメラで痛みや不快感を感じるのは挿入されたスコープが腸壁を突いて伸ばしたり捻ったりするためです。最新の大腸カメラではこれを抑制する機能が備えられています。
当院の最新の内視鏡は「高追従挿入部」と「カーブトラッキング技術」機能を備えており、挿入されたスコープが腸壁を強く推さないようにコントロールすることで患者様の負担を軽減しています。

硬度調整機能を搭載したスコープ

痛みや不快感の原因 当院の内視鏡検査イメージ

腸を押し込んでしまうと痛む

腸を押し込んでしまうポイントが複数あります

押し込まないように挿入する

内視鏡スコープと医師の手技で腸壁を押さないように挿入します

二酸化炭素送気装置

二酸化炭素送気装置大腸を観察するために、これまで空気を送り込んで腸壁を伸展させていました。しかし、この方法では検査後に「お腹が苦しい」「張りが残って痛い」といった不快感を伴っていました。当院では空気の変わりに二酸化炭素を送る装置を導入することで、この不快感を軽減しています。二酸化炭素は生体吸収に優れていて、検査終了時にはすぐにお腹の張りは取れています。腸管から吸収された二酸化炭素は呼気として出て行くのでまったく心配はありません。

胃・大腸カメラを同日に検査実施


当院では、患者様のご都合を考え、胃と大腸を同時に検査できるような体制をとっております。日頃お忙しくてなかなか検査の日程を調整できない方も1日で検査ができるのでご希望の方はお問い合せください。

 

患者様に合わせたオーダーメイドの検査

胃カメラや大腸カメラが苦しいとお考えの方も多くいらっしゃると思います。当院では、できるだけ患者様の負担が少ない検査を行うために、患者様の病態や希望に合わせて最適な内視鏡検査を実施しております。嘔吐反射が強い方には楽にできる経鼻内視鏡、痛みが気になる方には鎮静下で検査を実施、ポリープ切除を同時に行う大腸内視鏡検査などに対応しております。