肝臓内科

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肝臓内科

肝臓内科当院は、肝臓学会の専門医が診察を行っており、C型肝炎、B型肝炎の助成制度を利用して治療ができる医療機関です。また、近年増加傾向にある脂肪肝などの診断・治療も行っています。

進歩するC型肝炎・B型肝炎の治療

C型肝炎の最新治療法は目を見張る進歩があります。最近はインターフェロンを使用しないインターフェロンフリー療法(経口薬剤を使用した治療)を適正に行うことで、ほとんどの患者様が完治を見込めるようになりました。
また、B型肝炎に対する抗ウィルス剤(核酸アナログ製剤)によってウイルスを検出感度以下まで抑えることが可能になっています。
このようにC型慢性肝炎・B型慢性肝炎共に過去と比較して怖い病気ではなくなってきています。当院でも、最新治療法を取りいれ、副作用への対応も考慮しながら治療を行っております。

まず血液検査・腹部エコー検査(超音波検査)を行います。肝臓の状態を観察して最適な治療方法を決定し、患者様に丁寧にご説明することを心がけています。

また、厚生労働省や都道府県では、C型慢性肝炎、B型慢性肝炎に対する医療費の助成も始まってきております。当院でも助成制度を利用し治療が行えますのでC型肝炎・B型肝炎の治療は当院にご相談ください。

脂肪肝について

脂肪肝について(男性1208人、35~69歳)における脂肪肝の比率
(Omagari K et al. J Clin Biochem Nutr;45,56-57,2009)

脂肪肝とは、肝臓に中性脂肪が30%以上蓄積した状態を言います。原因としては、炭水化物(ご飯・麺・パン)、果物などの糖質の取りすぎと言われています。現在は、日本人の3人に1人が脂肪肝と報告されており(図参照)、肝硬変や肝臓がん、また生活習慣病(脂質異常症、糖尿病、心筋梗塞、脳梗塞)のリスクを高めることが分かってきています。

脂肪肝は、症状から比較的軽度な単純性脂肪肝(NAFL)と重症となる非アルコール性脂肪肝炎(NASH)に分類されます。非アルコール性脂肪肝炎(NASH)を放置していると肝硬変・肝臓がんに進行することがあります。
NASHの治療方法は基本的には減量や食事・運動療法となりますが、糖尿病や高血圧、脂質異常症といった基礎疾患がある場合は、並行して治療を行う必要があります。

肝炎ウィルス検査

フィブリノゲン製剤投与などによる肝炎ウィルス(B型・C型)の感染不安がある方は、できるだけ早急に検査を受け、治療をする事をお勧めします。当院でも肝炎ウィルス検査を行っております。
※過去の肝炎ウィルス検査を受けたことがない方で希望する場合のみ
対象者:満20歳以上で(感染不安のある)市内在住の方
検査内容:血液検査によるB型・C型肝炎の検査